The double

cotteの脳内日記

繋がる命をいただく

秋の味覚

栗を今年も食した

 

手を怪我しないように

固くて湾曲した栗の皮を

包丁で剥きながら

 

なぜ祖先たちは

これを食べようと

試みたのだろうと思ってしまう

 

偶発的な山火事の跡から

見つけて食べたのがきっかけだろうか

 

きのこやフグだってそうだ

数えきれない人が

命を落としだろう

 

それでも食べてみることを

止めなかった

それが続いたおかげで

 

これは食べられるきのこ

これは食べられないきのこ

 

これは食べられる部位

これは食べられない部位

 

わたしはいま

安心して食べられている

 

普通に何の気なしに食べているもの

そのもの自体の命をいただいているのと同時に

チャレンジして命を落とした

たくさんの人々の命にも繋がっているんだよなと

 

例年以上に

みごとなほど大ぶりな栗を

口に頬張りながら

思ってみたりする