The double

cotteの脳内日記

喫茶めし

久しぶりに「喫茶めし」をいただいた

 

一年ぐらい前から

その喫茶店のママと

挨拶程度の会話を交わすようになり

 

そろそろ行こうかなと思い

ランチを食べに行った

 

 

わたしはあの喫茶店に共通する

適度とは程遠い

ほっぽりぱなし感が好きだ

 

口数は少ないが丁寧

けれど注文の時にかわす短い会話でも

目線は合わない

このなんともいえない

お店とお客の距離が好きだ

 

薄暗い店内

年季を感じる布張りのソファー

カウンターには整列したサイフォン

表紙が木の板の

やたらと品数のあるメニュー帳

 

そしてどこの喫茶店に入っても

おおかた

「そうそうこの味」という

少し懐かしい味がして

はずれがない感じも好きだ

 

カフェめしより

断然「喫茶めし派」

 

元々10代の頃から

1人で出歩くことが多かったので

必然的に

 

1人でお昼ご飯を食べることになる

 

バイトをするようになり

少しだけ自由になるお金を手にすることができるようになると

自然とわたしの足は

喫茶店を目指すことが多くなった

 

今日は

ご飯ものにするか

パスタにするか

それともサンドイッチか

 

なんどもメニュー帳を往復して

今日の一品を決める

 

久しぶりの「喫茶めし」

シソと梅のスパゲティーにした

 

初めて入った場所

初めて食べるメニュー

 

それなのに

一口口に入れれば

 

あのスパゲティーを焼いた

香ばしい香りと味が広がり

 

そうそうこの味!

という既視感

安心感

安堵感

 

玉ねぎには焦げ目

ベーコンじゃなくハム

アルデンテじゃない

もっちり太めん、柔らかい

 

これこれ!

 

まわりのお客さんも

一人の人ばかりだった

 

聞こえくるのは

皿にぶつかるカトラリーの金属音だけ

 

本を持参しなかったことだけが悔やまれた