The double

cotteの脳内日記

方向性

わたしの相談先は

今もむかしも変わらず夫だ

 

 

ぱんぱんに膨れあがった風船のような不安

風船バレーのように

輪になって

ぽんぽん打ち返し

なんだかすっきりしたような錯覚におち

風船は変わらずぱんぱんなまんま

そんな会話はあまり好みでない

 

その風船に破裂しない程度の

小さな穴を開けてくれるのが夫だ

 

あとは自分の体重を少しづつかけて

その風船の空気を抜くのは

わたしだ

 

物事がおもったように運ばなかったとき

なかなか結果が得られないようなとき

 

わたしは孤独な気持ちになる

誰からも忘れ去られた

人間のような気持ちになる

 

そんなとき

夫は必ずと言っていいほど

こう言う

 

方向性は間違っていないと

俺は思うよ

 

わたしは不思議とこの

方向性

ということばに反応し

また力が湧く

 

いつもこの言葉を聞くと

大きなコンパスが目の前に現れ

 

右斜め上をさした

赤い針が輝いている

 

なんとかやり遂げよう

なんとかやり続けよう

 

あの右斜め上を目指して

 

そしてまた

一歩前に足を踏み出す