The double

cotteの脳内日記

メトロの夜@トウキョウ

出かける仕度をしていたら

LINEの通知音が鳴った

 

今日は少し返信が長くなりそうな内容だった

けれど嫌じゃない

けれど面倒じゃない

 

最寄駅からあえて各駅停車の電車に乗り

なんども読み返す

友のこの数日、

この数週間の

思考の流れを

一駅、一駅止まるリズムに合わせて

想像する

 

どんな選択をしても

いつだって友だと

わたしは思っている

 

少し離れていくように感じたら

やっぱり寂しい

それでもいつだって

肯定している

 

また近づいたように感じたら

おかえりと

温かなスープでも差し出したくなる気持ちになる

 

地上の駅から乗ったはずの電車が

いつの間にか

地下鉄へと繋がり

すぐに辺りは真っ暗になる

 

人工的な夜にいざなわれ

 

会話も深く深く潜っていくよう

 

生き方は違うかもしれない

けれど

生きることの捉え方は

似ていると

 

共感できると

 

また改めて確認したり

また新しい息吹をもらったり

 

この友とは

照れもなく

いつもそんな話ができる

 

 

まだ目的地の駅までは

十分に時間がある

 

 

一駅、一駅丁寧に止まる電車の中で

会話をするように

LINEを打つ

 

長いシートには

わたししか座っていない

 

ふと友が隣に座っているような気がする

 

 

わたしと友は

まるで

ジョバンニとカムパネルラ

 

人工の夜は

まだまだ続く