The double

cotteの脳内日記

for better or worse 奈良美智展

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愛知県豊田市

豊田市美術館奈良美智が在籍していた

県立芸術大学の近隣にある

 

今回の展覧会は30年分の作家活動を絵画を中心に

ほぼ時系列にまとめられたものになっていた

ご本にいわく

「30年越しの卒業制作」

 

11年前の青森で開催された「A to Z」

この時は息子は3歳だった

 

5年前の横浜の「a bit like you and me」

この時はすでに家族が4人になっていた

 

今回が3回目となる展覧会にも

4人で訪れた

久しぶりに再会する絵も中にはあった

 

何度も塗り重なれた油絵は

複雑な色味と透明感を放っている

瞳は視線が合いそうで合わない

それでも見つめられているようで

なんども振り返る

 

ドローイングは

即興で奏でられたギターやドラムのよう

ロックでパンク

 

年が経過するごとに

作品に描かれているものたちが

こどもにも

女の子にも

感じられなくなる

 

厳かで

尊くて

無垢で

あの丸いフォルムは

お地蔵さんのようである

 

いや魂そのものの形にもみえてくる

 

寂しそうに

イジワルそうに見える

その瞳は

この世を見透かしているようにもみえる

 

最新作になるのであろう

ポスターにもなっている「midnight truth」は

展覧会の一番最後の部屋に1枚だけ飾られていた

 

動けない

胸がぎゅっと締めつけられる

視線は相変わらず合わないが

確実にわたしをみている

わたしをとらえている

 

わたしの真実とはなんだろう

この絵の魂が見ているものは

見えているものは

なんなんだろう

 

あれから何日も経つが

この子が忘れられない

 

この子にまた会える日が来るだろうか