The double

cotteの脳内日記

くすぶる10歳

昨日娘が10歳になった

 

幼さと大人っぽさが混在している

今の彼女はなかなかに扱いがやっかいである

 

 

自分の思い描いたイメージに

自分を近づけたい

けれどその努力は

いろいろな誘惑に負けてできない

できない自分

 

イライラしながらもがいている

 

言葉では言わないが

彼女が書き溜めている

イラスト帳の中の絵の変化が

雄弁に物語る

 

「何も聞かないで、なにも質問しないで」

 

最近の彼女の口癖だ

けれど

察してほしい

傍にいてほしい

優しくしてほしい

無言のメッセージが

毎夜わたしに突き刺さる

 

いつもけんかばかりしている息子が

それでも妹を心配する

 

息子は口から生まれてきたような子で

言葉を発して発散する

 

娘はじっと観察し続け

言葉というより絵に投げつける

 

「10歳になってこれからの一年間、どんな日々になるんだろう。」

彼女は少し涙を流しながら

マジックアワーの空模様を絵の具で画用紙に書きなぐり

しばらくして深い眠りについた

 

変わってあげられるものなら

変わってあげたくなる時もある

 

くすぶる10歳

いつかきっと

大きな炎をめらめらと燃やして

歩ける時が来る

 

おめでとう

くすぶる10歳

どんな時だって愛してる

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