The double

cotteの脳内日記

ある親子

夫は父親に叱られた記憶がないと

ことあるごとに言っている

 

唯一、

高校生の部活終わりに

父親が迎えに来た

車中で

どの歌手のカセットテープを流すかで

揉めたのぐらいだそうで

 

くだらなっと第三者は思うが

それでも父親はイラッときたのだろう

「帰りに飯でも食って帰ろう」と言ったにも関わらず

そのまま1時間ほど黙って自宅まで直帰したという

 

食べ物が関わっているから

夫もよく覚えているのだろう

 

母親も小学校2年生ぐらいまでは

ガミガミ小言を言っていたようだが

ある日、ぱたりとしなくなり

それっきり、叱られたことがないのだという

 

わたしと夫は20代前半で

お互い学生同士の時に出会ったが

危なっかしい人だった

実際、一緒にいて冷や冷やさせられた

(法には触れてません。そういう危なっかしさではないんだけど)

 

夫の人生で一番小言を言っているのは

確実にわたしであろう

 

「なんでこの娘はいつもぷりぷり怒っているんだろう」

これがわたしの第一印象だったらしい

 

ほとんど叱られてこなかった人から見ると

これが魅力というか不思議というか

わたしに対して興味が湧いた

きっかけだったらしい

 

人生なにが功を奏すかわからない

 

そんな叱られてこなかった夫なので

まず、相手の機嫌が気にならない

「こんなこと言ったら嫌な顔されるかな?」

「こんなこと言ったら叱られるかな?」

「こんなことしたら人からどう思われるかな?」

 

万が一、相手の態度が変わっても気にしない

俺のこと この人嫌いかも…

そんな人に出会っても

心の中で

「安心して、俺もあなたのこと嫌いだから」

と思うらしい

それも満面の笑みで思うらしい

実際ゲラゲラ笑いながら

わたしにはなす

 

結婚して

夫の両親とも関わるようになって

こんな親子に面喰うことも多かった

 

いるんだなぁ

こんな親子

その中にわたしも加わったわけで

年を経る毎に

わたしも感化されている気がする

 

先日この記事を投稿したが後日談がある

privatecotte.hatenablog.com

 

わたしは入学式に誘われたが行かなかった

内心

誰がついていくかいな!!

だったのだが

 

ふと、

「ご両親誘ってみれば?」と言ってみた

半分冗談である

でも半分もしや?!という気持ちがあった

 

普通に夫は

そうだな。喜ぶよな。

とさっそく電話をしていた

 

そして入学式の前日

雪国からトウキョウへやってきた

 

孫の入学式も卒業式にも出たことないが(笑)

息子のためににこにこと

トウキョウへやってくる

年老いた親

 

ふだんは1年以上も電話もしなかったり、

会いにも行かない夫だが

そんなこともお互い気にせず

会えば、ハグしあう親子

 

40過ぎのおっさんの新入生と

それに付き添う70代の両親

きっと入学式では

目立っていたことだろう

 

めでたいことだ 

 

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