The double

cotteの脳内日記

川の字で寝る

先日、久方ぶりに親子4人で同じ部屋で寝た

 

その日の晩、録画しておいた

NHKスペシャル」の「ばっちゃん」を家族で観た

 

ばっちゃんは広島の団地に住む

82歳の元保護司だ

さまざまな事情でごはんが食べられない子供たちに

自宅を開放し30年以上無償で食事を提供している

 

今回8年ほどに渡る取材が番組となった

長い年月をかけ丁寧に信頼関係を築きながらの取材だったのだと思う

多くのこどもたちにモザイクがかかっていなかった

 

こどもにどう接していいかわからない親たち

よくわからないまま親になってしまったひとたち

親になる気もないのに親になってしまったひとたち

 

それでも親になったからには、

どうにかしてでも親になってほしいとは思う

 

けれどそれはもしかしたら

広島の原爆孤児からはじまり脈々と繋がっている

問題なのかもしれない

そう思うと、戦後70年?

笑わせるなと

ずっと戦争は終わってないんだよ

と思わずにはいられなかった

 

この番組だけは家族に観てほしいと思って

珍しく

一緒に観てほしい

と声をかけた

 

こどもたちははじめ渋々ゲームやスマホを置いて

テレビの前に集まった

 

こどもたちは黙ってみていた

一言もなにも言わなかった

 

わたしもなにも言わなかった

 

ただ観終わって

歯磨きしながら

「今日、一緒に寝ようかな」と息子が言ってきたので

「そうしよう、掛布団だけもっておいで」と言った

 

わたしが寝室に入るころには

すっかりこども2人は寝入ってしまっていた

わたしよりはるかに背が高くなった息子が隣で寝ている

不思議だ

それでも一緒に寝ていた頃より

寝相がよくなったようで

わたしは一度も蹴られず

いつもどおり朝までぐっすりと寝てしまった

 

そしてまた次の日からは別々の部屋に戻っていった

なにも話はしなかったけれど

いろいろ思うことは彼にもあったのだろう

 

実に静かな晩であった