The double

cotteの脳内日記

憲法

小学校5年生だったか6年生だったか

 

この家にいるとちょっと息苦しいな

初めて思ったのはそんな年齢だったかもしれない

 

そんな年齢のころ

社会の時間に憲法について学んだ

基本的人権の権利

婚姻の自由

宗教の自由

いろいろ書かれてあった

 

はじめて触れた憲法の内容に

ぱっと未来が明るく感じたのを覚えている

 

この憲法という存在と内容を知った時

きっとわたしの両親は憲法を知らないだけかもしれない

と思った

だから憲法の内容を伝えたら

もう少しわたしへの接し方が変わるかもしれないと

その時思った

 

けれど家庭の中では憲法はなんの効力も持たなかった

 

親のいうことがすべて

逆らうことは違法

 

心に北風まではいかないが

ひゅるると秋風が吹き続けたことは

今でも覚えている

 

なんども諦めて

なんども諦めなかった

 

だから今のわたしがここにいる

随分遠回りしているなと思う

それでも籠から出られた実感を噛みしめる

 

雨風もしのげないような環境で

夫と子供たちと家庭を築いた

はじめから籠の中に子供たちを入れなかった

飛び立って、立ち去っていきたいときは

後ろを振り返らずにいけばいい

それこそがわたしの喜びだ

 

それこそがわたしが生きてきて学んだ

いちばん大きなことのひとつなのだ

 

わたしが経験したことは無駄じゃない

いま「こうあるべき」というよくわからない

不確かさには縛られず

実験してながらこどもに接している気持ちだ

 

いま世の中も改憲に関するさまざまな意見が飛び交う

その前に

家庭の中に改憲内容以上にひどい

 ルールはないだろうか

 

みなが振り返ってもいいのかもしれない

小さな社会で変えられないものを

大きな社会から変えることなんてできやしない