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The double

cotteの脳内日記

この世界の片隅に

この世界の片隅に

   監督:片渕須直

   主演:のん(声)

第二次世界大戦中の広島・呉を舞台にしたアニメ作品

 

お正月休みに家族で観に行くことができた

連日満席だったがなんとか遅い時間帯に席をとることができた

 

一言で言い表せない映画だった

戦争の恐ろしさを存分に表現しているわけではない気もする

徐々に生活が不便になっていくが

人々はそれに順応していく

それが日常になるのだ

 

戦時下でも

普通に小姑のいびりはある

ダサくとろい嫁をみて

みっともないからもっとオシャレをしろという

夫婦喧嘩だってある

 

自分の住んでいる地域に

焼夷弾が落ちるまで

本当に戦争が起きている

実感は湧かない

 

それより日々のご飯をどう工夫して

食べ繋いでいくかというほうが

身近で大きな問題だったりする

 

要所、要所で主人公すずは戦争を感じている

けれど私が思うに

すずが一番戦争を感じたのは

広島市に原爆が投下された時ではない

 

戦争に日本が負けたとわかった時だ

 

ずっとぼんやりしている

ぼーっとしている

自分でい続けたかった

 

そのセリフが頭にこびりつく

 

目を覆うような衝撃的な映像はない

すずの目を通して見えてくる

人々の暮らし

 

だからこそふとした時に

反芻してしまう

もしかしたら

今この瞬間も

争いのはじまりのカウントダウンが

始まっているのかもしれないと

 

北風と太陽にたとえると

この映画は太陽だと思う

だからこそじわじわと

みながこの映画に足を運ぶのかもしれない

 

ひとりひとり温められた思考は

北風のように瞬発的なものはないが

冷めにくい

 

このような戦争映画は初めて観た