The double

cotteの脳内日記

これで年を越せる

荷物の受け渡し程度の要件の場合は

いつも玄関先で帰る友達が

「ちょっと上がってもいい?」と言いながら

靴を脱ぎ始めた

 

珍しい

そういう時に限って我が家は雑然としているが

そういうことも気にならない間柄だ

 

さらに珍しく

すこしばかり釈然としない人間関係のはなしをしてくれた

 

いつもいつも会えば

彼女に一方的に話していることが多いわたし

その日は役目が入れ替われたことが嬉しかった

 

今年の分のお礼返しができたようで

「これで年を越せる」と

大袈裟なようだが思ってしまった

 

彼女と話すと不思議と

どんな話題も

最後は大笑いしてしまう

 

チャールズ・チャップリン

人生は近くで見れば悲劇でも

遠くから見ると喜劇である

というような言葉を残しているが

 

わたしたちも2人でいると

仕舞いには

これでコントの台本書けるんじゃないかと

思うくらい抱腹絶倒になる

 

今年も2人で笑納めできたことが嬉しかった

ほんの数分で風のように去っていった彼女

 

起こった出来事はなかったことにはならないが

そのカードをくるっとひっくり返せば

苦しいと思ったことも

裏側には滑稽さが隠れていたりする

その発見が嬉しすぎて

はじめに宿った暗い思いはどこかに消え去ってしまう

 

彼女とわたしはその

くるっと回すタイミングが

絶妙に相性がいいのかもしれない