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The double

cotteの脳内日記

13歳のわたし

今日は終業式

明日からこどもたちは長い冬休みに入る

 

昨日の中学校の保護者会は担任の先生が

ちょっと面白いことを企画してくださった

 

ワークシートが各保護者に配られる

そこには「あなたが13歳の時」と書かれてあった

 

12ヶ月分の空欄があり、

各月ごとに何があったか書き込む

学校行事に限定されてはいなくて

時事的なことでも個人的な出来事でも

なんでもよかった

 

わたしが13歳だったとき

 

もう数十年も前のことでほとんど思い出せない

 

それでも不思議と

あの頃一番自分が夢中になっていた

洋楽のことになると

月ごとにでも思い出せそうになる

 

夏はこんなの聴いていたなぁ

3学期に入るとグラミー賞の行方が気になって仕方なかった

ラジオはこんなの聴いていた

雑誌はこれを毎月買うのが楽しみだった

貸しレコード屋によく通っていたな

 

ふと今の息子とかわり映えしないことに気づいた

息子はきっと大人になって

こんなワークシートが出されたら

サッカーの試合や選手のことばかりで

埋め尽くすのかもしれない

 

今の自分のしていることとはまったく違う

けれど13歳のわたしにはそれがすべてだったし

それに助けられていたし

それなしでは「わたし」ではなかった

 

そしてそれがきっと今も

自分のなにかの糧になっていると思う

 

担任の先生はきっと

そんなふだん被っている、

被らされている

という名の仮面ばかりでない

それぞれのわたしを

掘り起こしてくれたのではないか

 

そうして13歳のこどもたちには

親の知らない一面もあるし

親の望む姿でなくても

理解できない姿であっても

いろんなことを考えているし、

いろんなことを知っていると

伝えたかったのだと思う

 

裏面には

「13歳のあなたはクリスマスの日

なにを考えていましたか?」

と書いてあった

 

わたしは家族揃って食卓でまあるいケーキを食べるのが

もう子供じみて嫌で嫌で

「メリークリスマス!」なんて乾杯するのも

もう反吐がでそうになるくらい嫌だった

 

私にも彼氏ができるんだろうか

彼氏とクリスマスを2人っきりで

過ごす日がくるのだろうか

と夢見る13歳であった

 

息子もそんな気持ちだろうか

 

今年はまあるいケーキでなくて

4個別々に小さなカットケーキを買おうかと

ちらっと頭をよぎった

保護者会の帰り道であった