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The double

cotteの脳内日記

珍回答

本人も堂々と宣言しているが

息子は勉強が嫌いだ

だからといって授業を放棄するような態度はなく

意外と積極的に質問したり挙手して答えたりしているらしい

そういう時は楽しいと感じるらしい

 

けれど、予習も復習も嫌いなのだという

「暗記の必要性を感じない」

はいそうですか

 

テスト期間中も、教科書をじっと見ているだけだ

「書いて覚える必要性を感じない」

はいはい、もうお好きなように

 

勉強することが(テストの点数が良いという意味の)成功ではないし

なんとなく安心コースの最短コースみたいなところはあるけれど

誰しもがそれで幸せと感じるわけでなく

 

まあ、彼は未開拓の独自の道を切り開いていくのだろう

それも面白いかもしれない

応援してる

かあさんはかあさんの道のことで精一杯だ

 

そんなとき、いつも思い出すのは

彼が小学校2年生か3年生の時の国語のテストのとある解答だ

 

問題文はある男の子の作文の内容

 

父、母、僕、妹の4人暮らしの家族の話

ある日、お母さんが入院してしまい

短い期間ではあるが、3人で生活することになる

お母さんがいる時は、

わがままばかりでちっともかわいいと思えない妹

それがお母さんが入院してから、しおらしい

僕が一緒にお風呂に入って身体を洗ってあげると、

「ありがとう」と言ったりする

今まで妹のことを好きではなかったが、かわいいと思った

 

ざっくりいうとこんな内容

 

その読解の問題で

「一緒にお風呂に入った時、男の子は妹をどう思いましたか?」

というのがあったのだが

彼は

「本当の気持ちは男の子にしかわからない」と書いて

バツをもらっていた

 

あの時、家で

「知ってるよ。かわいいと思ったって書くんでしょ。

でも、おれも妹いるけど、急にしおらしくなっても

こういうときばっかり!て思う。

またお母さんが戻ってきたら、わがまま言うんだろ?

ほんと、妹って調子いいよなって思う。

この男の子も作文だからそう書いたかもしれなけど、

本当の気持ちはおれと変わらないかもしれない。

本当の気持ちはその男のしかわからないとおれは思う」

 

この会話をしたとき、

まだわたしはおかあさんになって

8年か9年しか経っていなかったけれど

なんとなくこの子は

 

「みんながそうだから、みんながそうしているから」

 

という理由だけでは動かない子なんだなと…

まあ、もっと前からうっすら感じていたんだけれど

その考えの比重がずしっと重たくなったできごとだった

 

わたしだったら選ばんなという選択をいつもしている息子

わたしの子であるがわたしとは違う

わたしのものでもない

わたしを通って出てきただけで

ただただ一人の人間

わたしはいつも無責任に面白がっている