The double

cotteの脳内日記

呼び捨て

我が家の長男

なかなかのマイペース少年である

 

特別目立ちたがりでも

計算高く注目を集める行動をするわけでもない

けれど、小学校の時は不思議と学校中が彼を知っていた

 

学年の違う保護者の方にも

学校内の仕事で、私が出向いて名乗ると

「もしかして、A君のおかあさんですか?」と気付かれる

私自身は、特に学校の中では目立たぬよう

空気のような存在で

息を潜めて6年間やり過ごしたかったのに、

彼のおかげで、私の顔と名前は周知されてしまう

 

大きな学年の子はもちろん、小さな学年の子供たちも

今でも会えば、彼のことを呼び捨てで呼ぶ

 

そんな彼がこの春から、中学生になり

先輩、後輩という関係性を目の当たりにして

少し面喰っている

一年前まで、同じ小学校に通っていた上の人たちとも

今まで通りに接せられない雰囲気があるのだという

 

私からすれば(がっつり、ヤンキー、ツッパリ世代)

十分今は甘い世界にみえるのだが

それでも彼は嫌なようだ

「来年、今の6年生が入ってきたら、絶対呼び捨てで呼んでもらうんだ」

「そうなの?ちょっとは威張ったりしたくないの?」

「全くない。そんなのなんにも面白くない。」

「でも少しはさぁ、気をつかってもらったり、せんぱーいとか言われて

ちやほやされたくない?」

「ない。考えたことない」

 

みんな孤立することを恐れながら、

同時に周りから「すごいね!」と言われたいとか

憧れられたり、一目置かれたりすることを望んだりすることも多いのに

 

世の中は面白いことに

意識していなかったり、強く望んでいない人のところに

人が集まったりすることがあるんだなと彼をみているといつも思う

 

彼の自分を過剰に大きくも、過剰に小さくも見せず

年齢関係なく、ニュートラルな態度で接し

老若男女問わず、顔見知りであれば必ず挨拶をする姿には学ぶべきことがたくさんある