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The double

cotteの脳内日記

電話

先日、珍しく従兄弟から電話があった

 

彼はごく一般的なサラリーマンの家庭に育ったが

13年ほど前に結婚相手の関係により出家している

 

要件を聞いた後、他愛もない話を少しした

どんな話からかは忘れたが

「まさか自分が坊さんになるとは思わなかったなぁ」と彼は呟いた

「あら、そう?みんなどこかで、あたなは出家すると思っていたよ」

 

彼は小さい頃、夏休みや冬休みなど長期休みの時に

よくそのお寺に出入りしていた

常に20人ぐらいのお坊さんがいるような

そこそこ大きい(ほうに入るのだろうか?)お寺で、

彼以外にもそんな期間には、地方から小さな子だったりが何泊もしていたりしていた

 

ストイックに修行をするというよりは、

自分の身の回りのことは自分でする合宿所のような感じで、

ちらりと覗いた日などは、とても楽しそうにみえた

 

だから、結婚相手とは関係なく、

もっと早くに彼は出家するのかもしれないと思っていた

 

「え?!ほんとう?」と彼は驚いていた

「だって小さい頃からよく出入りして楽しそうだったじゃない」

 

「あー…あれは単純に家に居たくなかっただけなんだよ」と彼は呟いた

「あー…わかるよ。私も早くうちを出たかったもん」

彼と私の母親は姉妹だ

まあ、なんとなくお互い察して、最後は笑うしかなかった

 

これからも、お互いそのことに触れて、腹を割って話すことはないだろうし

これからも、それほど頻繁に会うこともないだろう

けれど、一物腹に抱えている同志のような気持ちに一瞬なった気がした