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The double

cotteの脳内日記

4年

実の親と会わなくなってから今年で丸4年が経った。

4年前「しばらく距離をおきたい」と伝えた。

考えに考えた末の私の提案だった。

 

子と親は考え方も生き方も違う。

それでも思い通りにならないとヒステリックになる姿を長年

目の当たりにし、

20歳を過ぎても手をあげられ、

親の意にそぐわないと「恐ろしい子」と言われ続けていた。

 

世間からはすでに大人とみなされる年齢になっても

情けないことに私の身体はこわばり、身動きできず、

じっと嵐が去るのを待つことしかできなくなってしまう。

 

親から離れることは、私の願いのようなものと同時に

そんなことしたらとんでもないことが身にふりかかるのではないかと

「恐怖」でもあった。

 

それでも、「距離をおく」という選択をした。

その勇気をくれたのは紛れもなく夫とこどもたちだ。

まずは今あるこの家族を一番に考えたい。

 

きっと親たちもわたしと似たり寄ったりの道を歩んできたのかもしれない。

親子関係というのは繰り返されることが多い。

 

わたしはわたしが背負ったものは自分で終わらせたかった。

 

ただ、「距離をおく」ということは解決にはならないのも知っている。

 

それでも今のわたしには休息が必要だと思った。

定期的に顔を合わせなければいけない義務感のような

いつもカレンダーが新しい月になると

「会いに行かなければ」と憂鬱になる気持ちから自分を休ませたかった。

 

4年は長いのだろうか。

私は薄情な人間なんだろうか。

けれどそれ以前の40年近く、よく頑張ってきた自分もいると思うのだ。

まだ時々、ふと料理をしている最中や

賑わう街のショーウィンドウに自分を映した時に

幼い自分がうずくまって泣いている姿を見てしまう時があるんだ。

 

4年なんてほんの短い我がままではないか。